
どうも、Kotaです。
僕はFXの海外業者の中で一番気に入って使っているのがXMという証券会社なんですが、その中でも、XM Zero口座というのがおすすめです。今回はその理由についてお話ししていこうと思います。特にFX自動売買ソフト(EA)を利用されている方にはかなり良い口座だと思っています。
XM Zero口座とは?
XM Zero口座とは、文字通り「XM社が提供しているスプレッドが最小でゼロになる口座」ということになります。
各証券会社のスプレッド競争が激しく、投資家たちが証券会社を選ぶ基準として「低スプレッド」というのを判断材料の1つとしているので、以前からXMは「スプレッドがやや広い」という声をちらほら聞いていました。
そこでXMが新たに導入したのがこの「XM Zero口座」です。
この画像はXMの公式サイトに掲載されている、各口座タイプごとの比較表なんですが、XM Zero口座だけ「全主要通貨のスプレッド」が最低0ピップになっていますね。
XM Zero口座のメリット1:スプレッドが格段に狭い
XM Zeroの口座を利用するメリットは、当然ですがスプレッドが他口座に比べて格段に狭いということです。
スプレッドは意外と侮れない
例えば、スプレッドが1pipsであれば、買いであっても売りであっても、マイナス1pipsからのスタートということになります。買いでエントリーしたとして、そのままレートが上昇、10pipsの値幅を勝ち取ったとしても、スプレッドの1pipsを差し引いて9pipsの利益になってしまうということ。
1日に10回取引をする人であれば、1日に10pips分が利益から差し引かれるということになります。1回につき1ロットでエントリーするなら、1日10000円が利益から天引きされているわけです。スプレッドというのは恐ろしいものですよね。
FX自動売買ソフト(EA)によっては成績に大きな影響が・・・
スプレッドが怖いのはこれだけが理由ではありません。
例えば、固定pipsで決済するロジックを採用しているEA(僕が無料提供しているEAもそうです)を稼働させる場合、このスプレッドによって勝率自体が大きく変わってきます。
例えば、エントリーから10pips買ったor負けたら決済、という決済ロジックを組んだEAが買いでエントリーをしたとします。
スプレッドが0の口座だと、レートが10pips上がる、もしくは10pips下がれば決済ということで、決済までの値幅は同じということになりますね。しかしスプレッドが1pipsの口座だと、1pips負けからのスタート。レートが11pips上がるまで利益確定せず、レートが9pips下がると損切りされてしまいます。
つまりスプレッドが大きくなればなるほど負けやすくなるということです。
このスプレッドをかなり低い水準で提供しているXM Zero口座は、EAを稼働させる上でかなりのメリットになると思います。もちろん裁量トレードをする上でも、メリットは大きいです。
XM Zero口座のメリット2:取引手数料が別途徴収される仕組み
FXにおいてスプレッドとは、証券会社の手数料にあたる部分なので、そこを縮小した分、1回の取引ごとに何pips分、という風に取引手数料が別途徴収されることになります。
これについては、一見するとデメリットに見えますが、よく計算してみると実はトータルでこちらの方がお得だったりするんですよね。
取引手数料は固定で決まっている
取引手数料は、スプレッドと違い固定されているので、大きく相場が動いた瞬間に大きくなったり、不安定な動きをしません。
これは大きなメリットで、流動性が低い(相場があまり動かない)時間帯になると異常に大きなスプレッドになってしまったり、そういった心配がなくなるので、スプレッドを気にせずにトレードをすることができます。
取引手数料は経費として申告できる
僕にとって一番魅力的なのはここですね!
FXである程度稼げるようになると、当然税務署にその利益を報告して、納税する必要が出てきます。が、XM Zero口座の取引手数料は「FXで利益をあげるための必要経費」として申告することができますし、取引明細をその証明として利用することができます。
FXには意外と経費がかかります。というか、いろんなものを経費にできます。例えば
- インターネット回線費用(FXのトレードを行う時間とプライベート利用の時間をざっくり計算して按分しましょう)
- パソコン本体代
- 自動売買ソフト利用者でVPSを利用しているならVPS代
- ソフトやインジケータの購入代金
そして、ここにXMの取引手数料も含まれる、ということです。
FXの利益から経費を引いたものが課税対象になるので、経費が多くなればなるほど税金は安くなるということになりますね。
スプレッドは申告しようがありませんが、取引手数料は、取引明細に明確に記載されていますので、それらを計算して経費計上することができますので、少しでも節税したいということであればXM Zero口座はおすすめですね。
トータルコストを考えると、手数料の方が安い
スタンダード口座だと、例えばドル円のスプレッドは普段1.6pipsになります。
これがXM Zero口座だとドル円は平均0.1pipsのスプレッド、そして取引手数料は1.1pipsなので1回のトレードあたり実質1.2pipsで取引ができる計算になります。
つまり、トータルコストを考えると、どう考えてもXM Zero口座の方がお得ということになりますね。
経費として申告できて、なおかつ手数料ありの方が安くで済むのですから、1回あたりの取引コストを考えると、どう考えてもXM Zero口座一択になります。
XM Zero口座のデメリット1:入金ボーナスなし
もちろん、良いところばかりではありません。XM Zero口座にはデメリットもあります。
入金ボーナスがつかないので、基本的に自己資金のみ
入金ボーナスには3種類あって
- 100%ボーナス(500ドル相当)
- 20%ボーナス(4500ドル相当)
- 10%ボーナス(入金方法によります)
これらの入金ボーナスが上から順番に適用されていきます。
つまり、新規に口座開設したとして、約5万円の入金をすると、資金2倍の状態でスタートすることができるのですが、XM Zero口座ではこれらの入金ボーナスが適用されません。
スタンダード口座でボーナスを「受け取る」設定にしておくと、5万円入金したとき有効証拠金は10万円になるのですが、XM Zero口座ではこの5万円分のボーナスがつかず、自己資金の5万円のみでのスタートになります。
10万円の証拠金でスタートする時と比べて、5万円スタートだとロット数を半分くらいに落とす必要がありますし、単純に利益額としては小さくなります。
ただし、口座開設時に付与されるボーナスは付与されますのでご安心を。入金ボーナスのみ、適用外となってしまいます。
XM Zero口座のデメリット2:ロイヤリティプログラムの対象外
XMでは、独自のポイントサービスのようなもので「ロイヤリティプログラム」というものを導入しています。
1ロット取引するごとに何ポイント、という感じで付与されて、さらにそのポイントを証拠金としてFX口座に突っ込んだり、現金としてキャッシュバックしてもらえたりするのですが・・・
これはかなり微々たるものなので、なくても良いんじゃないかなというのが僕の感想です。笑
XM Zero口座まとめ
要は、余分な特典は省くことでスプレッドの小さい口座を提供しますよ、という口座がXM Zero口座。
でもトレーダーにとっては(特に自動売買では)、総合的にはメリットの方が大きいのかなと思っています。固定pipsで決済するEAの勝率自体が上がると、かなり収支がよくなると思いますよ!
もちろん口座開設自体にお金は一切かからないので、試しに使ってみると良いでしょう。
口座開設のやり方については、別記事で解説していますのでそちらをご覧ください。口座タイプを「XM Zero口座」にしていただければ他の箇所は同じで大丈夫です。
すでにXMの口座をお持ちの方はこちら↓