
FXの自動売買ソフト(EA)について、僕はかつて懐疑的な意見を持っていました。
確かに勝てるロジックを構築できれば全自動で利益を生み出してくれるので良いと思いますが、相場には波がありますし時期性もあります。
だから機械的にトレードを繰り返すEAは、時期によって稼げたり稼げなかったり不安定な成績になってしまうので結局トータルでみると大して稼げないんじゃないか
裁量スキルを磨いて自分で判断してトレードするほうが圧倒的に高効率じゃないか…と思っていたのです。
でも細かな判断はできないにせよ、相場が動く時間帯、動かない時間帯を考慮してエントリー時間帯を絞ってやることで、ロジックに優位性をもたせることができるのでは?
そう考えるようになって、自動売買ソフトの製作に着手しました。
その結果、タイトルにもある通り
過去6年半で証拠金を5倍以上にした自動売買ソフト
が完成したのです!
裁量トレードは自分のスキル次第で利益を最大化することができるメリットがあります。
しかし自動売買ソフトにしかないメリットとして
- トレードを自動でやってくれるので時間の自由が生まれる=他のことに時間を使える
- ロボットなのでメンタル管理が必要なく、ロジックに従って淡々とトレードしてくれる
- 初心者でも熟練者でも、同じ設定で稼働させれば結果に差が出ない
ということが挙げられますよね。
とくに初心者の方ほどメンタル管理は難しく、負けたときにはそれを取り返そうと躍起になったり、欲を出して大きなリスクを張ってしまいがちです。
裁量でのトレードスキル、メンタル管理、資金管理、などFXトレーダーとして必要なことを学びながら、その間にもこの自動売買ソフトで利益を積み上げていってほしいなと思い公開することにしました。
4通貨ペア対応の高パフォーマンスEA「GiantPanda」
GiantPandaは、2017年1月〜2023年4月末までのバックテストにおいて、以下の表に記載している4通貨ペアで運用し高パフォーマンスを記録した自動売買ソフト(EA)です。
GiantPandaの特徴
通貨ペア | USD/JPY, EUR/USD, GBP/USD, AUD/USD |
---|---|
時間足 | 5分足 |
最大ポジション数 | 1(調整可能) |
損切り/利確 | ロジックによる |
基準ロット | 100万円につき1ロット以下(調整可能) |
最低証拠金 | 1万円 |
推奨証拠金 | 10万円以上 |
相場は年間を通じての時期性だけでなく、1日の中でも周期的に値動きの癖があります。そのため、同じ売買ロジックでも相性の良い時間帯に絞ってあげることで無駄な負けを減らし、利益を出すことができるのです。
裏を返せば、それ以外の時間帯ではロジックを満たしたところでエントリーをしないということですので、取引回数は控えめです。
ただし、取引回数の少なさを補うように4つの通貨ペアで安定的な成績を出しているため、上記の4つの通貨ペアすべてで運用すると良いでしょう。
このEAは無料で手に入れることができます。ご興味があればボタンから説明記事をご覧ください。
大まかなロジック
複数の移動平均線を使って取引方向を見極め、RSIを利用して押し目や戻りを判断しエントリーを行います。
エントリー時に利益確定ライン、損切りラインをそれぞれ設定しますが、ほとんどの場合は決済ロジックにより決済が行われます。
パソコンの強制終了などの不測の事態で自動売買ソフトが停止した際には設定したラインで決済されるので安心です。
また、1日の大半を寝て過ごすジャイアントパンダと同様、GiantPandaも動かない日が多いです。
週単位で動かないこともありますが仕様です。
正しく設定されているはずなのに動かない場合は、長い目で動くのを待ってあげてください。
ただし設定ミスにより動かないという可能性もありますので、設定を改めて見直すなどしてみてください。
GiantPandaのバックテスト結果
トレンドフォロー型EA「GiantPanda」のバックテスト結果はこちらです。
複数のEAのバックテスト結果を合算して、トータルでの成績を出しています。
青のグラフが4通貨ペアすべてで運用した場合の成績です。他にも4本の線が描かれていますが
- 黄色いグラフがGBP/USD
-
緑のグラフがAUD/USD
-
水色のグラフがUSD/JPY
-
オレンジのグラフがEUR/USD
での運用成績となっており、すべて5分足で検証しています。
詳細な成績はこちらをご覧ください↓
MT4のストラテジテスターという機能を使ってバックテストするのですが、通貨ペアごとにレポートが分かれてしまうのが難点です。
そこで「全てを同時運用するとどれくらいのパフォーマンスになるのか」を視覚的にわかりやすくするため、海外製のソフトにすべてのデータを読み込ませて統合したものが上記URLのレポートです。
そのため英語での表記になっていますが、そんなに難しくはないと思います。
トータルで資金を約5.6倍に
2017年の1月から2023年4月までのバックテストでは、約6年半のうちに資金を5.6倍にすることができました。
バックテストでは、10,000ドルの証拠金からシミュレーションをスタートしています。
収益が46,193ドルですので、最終的な証拠金としては56,193ドル(つまり約5.6倍)になっているということです。
リスクリワード
ドローダウンは16.98%と、リスクは結構高めの運用になりました。
ただし6年半で5倍以上というかなりハイリターンなEAのため、リスクとのバランスは悪くないでしょう。
先に書いたとおり、100万円につき1ロット以下を基準にしていますが、リスクを抑えたい人は基準値よりもロットを下げて運用してください。
各年でマイナスなし
やはり自動売買にせよ、裁量でのトレードにせよ、百戦百勝はありえません。
トータル収支がプラスになるようなロジックで淡々とトレードを繰り返し、勝ったり負けたりを繰り返しながら資金を増やしていくしかありません。
なので月単位で見ると負けているところもあります。特に2020年の1〜3月なんて、3ヶ月連続で負けていますよね。
単日、単月の短期的な成績に振り回されないこと
仮にあなたが2020年1月に運用を開始していたとして、3ヶ月連続で資金を減らしている状況を目の当たりにしてそれでも運用を続けようと思えるでしょうか?
最初の頃は毎日収支をチェックして、増えた減った、トレードしなかった、などと一喜一憂するものです。1ヶ月はだいたい20営業日なので、それを20回繰り返してもまだ1ヶ月しか経たないわけです。
こんなふうに、EAの運用を始めてからの3ヶ月ってかなり長い時間に感じるんですよね。
そのうえ負けが続いて、先月も、今月も収支がマイナスだったとなると、3ヶ月も経つまでに怖くなってEAの稼働を止めてしまって、別のEAを探したりFX自体を諦めてしまったりする人が多いと思います。
結局のところ、ロジックの全体像がどうとか、長い目で見た収益がどうというより「たまたま始めたタイミング的に、すぐにそのEAで稼げたかどうか」で良し悪しを判断する人が多いんじゃないかな、というのが僕の印象です。
でも開発者の僕としては、単月〜数ヶ月程度の結果にとらわれず、ぜひ半年、1年と続けてみてほしいな、というのが本音です。
「投資は失ってもいいと思えるお金でやりなさい」とよく言われますが、それはひとえに「単発のトレード結果に一喜一憂するような心の余裕の無さ」が良くないと言いたいのだと思います。
このEAを年単位で見ていただければ、トータル収支はプラスを維持しているのがわかるはずです。2023年に入ってからの収支も、現時点ではプラスになっています。
もちろんあくまで過去のデータですから、今後も同じペースで利益を出せるのか、損失を出してしまうのかは誰にもわかりません。
でも、ある程度の期間で運用を続けることで取引数が増えていき、統計が取れるようになります。
末永く続けていただいて、資金を増やす方向に貢献できれば、開発者としてこんなに嬉しいことはありません。
年単位で勝利を続けている「GiantPanda」は無料で提供しています
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