XMのMT4を複数インストールしてみたのでその手順をメモしておく

どうも、Kotaです。

EAの開発をゴリゴリ進めているのですが、僕はMacユーザー。
MT4がWindows専用ソフトなので、VPSという仮想のWindowsパソコンを借りて、そこでプログラムを書いたりテストしたりしてるんですよね。

で、今回新しくできたEAを早速テスト稼働させてみたいのですが、他のEAを稼働させている口座とは別の口座を使いたいのです。

とはいえ、1つのMT4で複数の口座に同時にアクセスすることはできませんので、1つのMT4で同時に複数口座のEAを動かすことはできません。

とまあこんな感じで、複数のMT4をインストールする必要性が出てきたので、今回はその方法を備忘録としてブログに書き残しておきます。

※この記事では、XM社のMT4を複数インストールしていきます。基本的には他社のMT4も同じ手順ですのでご安心ください。

複数のMT4をインストールするメリット

さて、冒頭でもお話ししましたが、MT4を複数インストールすることで何が嬉しいか、何ができるかを軽くまとめておきましょう。

複数のEAを1台のパソコンで稼働できる

僕が今回、複数インストールをする理由です。

口座を分けて複数のEAを稼働させたい場合、複数のパソコンを用意しなくとも、1台のパソコンに複数ソフトをインストールできるのです!

ちなみに、同一口座で複数のEAを稼働させる場合は、MT4を複数インストールする必要はありません。
その場合は、新しいチャートを開いて、そのチャートにEAを導入しましょう。こちらの記事を参照してください↓

FX口座1つで複数のEAを稼働させる方法

用途を分けることができる

複数ソフトをインストールできると「このソフトはEA稼働専用」「こちらは裁量トレード用」などと用途を分けることができて便利です。

EAを稼働している口座と同じ口座で裁量トレードをすると、どの取引がEAで、どの取引が自分で行ったものかがわかりにくく、トレードの集計、反省、改善がやりづらいのでオススメできません。

EAを稼働させるためのMT4、裁量トレードをするためのMT4、と用途を分けるために複数インストールするのが良いでしょう。!

なんか嬉しい

どうでも良いです。はい。

複数のMT4をインストールするデメリット

MT4を複数インストールすることについて、一応デメリットもありますのでお伝えしておきます。

同時起動でメモリの負担が倍増

複数のMT4をインストールし、それらを同時に起動させると、当然ながらMT4複数分のメモリを消費します。

十分なスペックを持たないパソコンの場合、動作が重くなったりフリーズしてしまう可能性もありますので、古いパソコンや非力なパソコンではあまりオススメしません。

とはいえ、最近のパソコンではそれなりのスペックを備えたものが多いので、2つくらいであれば問題ないかと思います。
インストールして起動したあと、様子を見ながら使ってくださいね!

一部の設定の手間も複数回かかる

例えば、デフォルトで入っていないインジケーターをどちらのMT4にも導入したい、チャートの表示設定を自分が見やすいように変えたい、などといった一部の設定については、MT4の数だけ設定する必要があります。

大したデメリットではありませんが、ちょっとだけ面倒ですよ、という話。

複数のMT4をインストールしよう!

さて、ここまで読んでみて、やはり複数のMT4をインストールされたいというあなたは、ここからが本題です。

ステップ1:XMの公式サイトからMT4インストーラをダウンロード

まずはXMの公式サイトへアクセスし、MT4のインストーラをダウンロードしましょう。

上のリンクをクリックすると、取引プラットフォームに関するページに飛ぶので、そこから「PC対応MT4」を選択しましょう。

次のページで表示される「ダウンロード」というボタンを押すと、ダウンロードが始まります。

ステップ2:インストーラを実行!設定に注意

さて、ダウンロードが完了したら、インストーラが保存されたフォルダを開きましょう。
僕はデスクトップに保存しましたので、デスクトップのアイコンをダブルクリックしました。

インストーラが起動するのを待ちましょう。
パソコンの設定によっては「本当に起動して大丈夫?」という感じの確認メッセージが表示されますが

問題なければ「起動(Run)」ボタンを押しましょう。

続いて利用規約が表示され、問題なければインストールに進むボタンを押すのですが、ここで「設定(Settings)」ボタンを押すのをお忘れなく!

ここで「次へ(Next)」ボタンを押してしまうと、インストールが始まってしまい、すでにインストールされているMT4の設定などが上書きされてしまうことがありますので気をつけてくださいね!

設定ボタンを押すと

  • インストールするフォルダの場所
  • プログラム(ソフト)の正式名称

の2つを設定することができます。

初期設定では「XMTrading MT4」というフォルダに「XMTrading MT4」という名前でインストールされてしまい、同名のフォルダ、ファイルがある場合は上書きされる仕組みです。

つまり、ここのフォルダ名とソフトの名前を変えてあげることで、上書きされず、もう1つのMT4がインストールできる、という寸法です!

僕は「ShortRangeSniper」というEAを別で稼働させたかったので、フォルダやソフトの名前を「XMTrading MT4_SRS」という風に書き換えました。

※ShortRangeSniperは僕が独自開発したEAです。現在は配布していません。

最後に「完了(Finish)」ボタンを押してインストール作業は終了です。

ステップ3:ショートカットをリネーム

これは必須ではありませんが、複数のMT4をインストールするとなると、どのショートカットアイコンがどのMT4のものかわからなくなります。

たった10秒程度の手間ですので、ぜひ名前を変えておきましょう。

このように名前を変えておくと、目的に合ったMT4をすぐに開けるので便利です!

さいごに

1台のパソコンに複数のMT4をインストールする方法、意外と簡単でしたね。

複数のEAを稼働させたい、EAと裁量トレードで口座を分けたい、など、いろいろな理由でMT4の複数インストールが必要な方はいらっしゃると思いますが、あまりやりすぎてパソコンをフリーズさせないようにお気をつけください。笑

ちなみに、お互いの弱点を補完してくれる「相性の良い複数EA」を運用する場合、同一口座で運用するのが望ましいですね。
今回のように口座を分けず「同一口座で複数EAを稼働させる」ためには、複数のMT4をインストールする必要はありません。
詳しくは、こちらの記事を参照ください↓

FX口座1つで複数のEAを稼働させる方法

ではまた!